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地盤調査
たとえどんなに堅固な建物であっても、確かな強さを備えた地盤、そして建物と地盤をしっかりと一体化させる基礎がなければ、その強さを発揮することはできません。そこで三井不動産レジデンシャルでは、地盤の許容支持力を正確に割り出すために、周辺状況を含めた敷地調査と、標準貫入試験などの地盤調査を実施。支持層となる強固な地盤を割り出したうえで、地盤に応じた適切な基礎設計を行います。
基礎の構造方法とその種類
マンションの基礎には大きく分けて、直接基礎と杭基礎の2種類があります。直接基礎は、低層住宅など規模が小さい場合や、規模が多少大きくても地盤が強い場合などに採用。杭基礎は、深い地層で住宅を支える必要がある場合に用いられます。 1)直接基礎/ベタ基礎 建物の床下全体を覆う基礎をいい、建物と一体化した盤となって建物の重量 を支えます。敷地の中で地盤が強く、比較的低層の建物に多く用いられます。 2)杭基礎/現場造成杭 杭の先端を支持地盤となる強固な地層まで届かせ、杭全体の摩擦抵抗力と先端の抵抗力によって建物を支えます。また、建物荷重、地震時荷重を地盤条件を考慮して各杭ごとにその耐力を決めることができ、杭と建物基礎を一体として強固な地層に確実に支持します。
溶接閉鎖型せん断補強筋
ダブル配筋
鉄筋コンクリート造のマンションでも、その構造には違いがあり、強度や耐久性のレベルも異なります。三井不動産レジデンシャルでは、在来工法の場合、壁などの鉄筋を格子状や箱状に組み上げる工程で、主要構造部は鉄筋を二重に組むダブル配筋と千鳥状に組むダブル千鳥配筋を標準として施工。シングル配筋よりも高い強度と耐久性を実現しています。
コンクリートの品質
コンクリートの基本性能である、コンクリート耐久設計基準強度(構造物および部材の供用期間に応じた耐久性を確保するために必要とする圧縮強度)の概念を導入して、最低基準強度を、24N/mm2以上と定め、さらに3N/mm2の割増をした27N/mm2を品質基準強度としています。これは、日本建築学会のJASS5(建築工事標準仕様書・同解説)の基準において、大規模補修不要予定期間(構造体の大規模補修を必要としないことが予定できる期間)として65年、供用限界期間(継続使用のためには構造体の大規模な補修が必要となることが予想される期間)として100年、という基準に該当します。(但し、通 常想定される気象条件および維持管理条件が前提です。) また、コンクリート自体の耐久性に関わる性能のうち、中性化、表面 劣化、腐食性物質の浸入、鉄筋の腐食などに対する抵抗性は、コンクリートの水セメント比による影響が大きな要素となっています。三井のマンションではセメントと水の配合比率を55%以下に設定し、耐久性の高いコンクリートとします。
コンクリート試験
コンクリートの材料となるのはセメント、水、砂利です。これに対して、「塩化物含有量試験」や「アルカリシリカ反応性試験」など多岐にわたる材料検査を実施し、厳しい基準をクリアしたものだけを建築材料として採用。それらは、コンクリート技師による厳重な監理のもとに配合され、圧縮強度の高い高品質なコンクリートが生成されます。
鉄筋コンクリートの劣化対策(かぶり厚)
コンクリートの中性化が極度に進むと、コンクリートの中の鉄筋は錆びやすくなります。鉄筋が錆びて体積が増すと、コンクリートを外側に押し出し、破損の原因になります。これを防ぐひとつの策は、鉄筋を包むコンクリートの厚さ(これをかぶり厚といいます)を厚くすることです。
火災時の安全対策
1)火災が発生した時の警報 ■自住戸で火災が発生した場合 キッチン等に設けた火災感知器により、いち早く火災を察知。お住まいの方が気づかない場合でも住戸全体に警報で知らせ、迅速な避難ができるよう配慮しています。
火災感知器(熱感知器)
■他住戸で火災が発生した場合 他住戸で火災が発生した場合にも自動的に火災を感知し、共用部で自動警報を発するシステムを採用。この感知警報システムは、消防法に基づき認められた確かな性能を備えています。
三井不動産レジデンシャルオリジナル面格子 (トビデール・アイテクト)
地震時の安全対策
1)アルコーブ 玄関まわりにゆとりを演出するアルコーブは、地震に対しても重要な役割を発揮します。玄関扉は建物の梁下ではなく、梁の影響を受けないように設置されるため、地震によって万一躯体が変形しても、梁から玄関枠に力が伝わりにくく、枠が歪んで扉が開かなくなるという事態を防ぐことができます。地震時の玄関からの脱出ルートを、建物の構造面 からも確保しています。
従来型の梁下にある玄関扉
アルコーブを配置した場合の玄関
耐震枠
スプリング内蔵の丁番
耐震ラッチ
ダボ欠き
その他の安全対策
1)停電灯 三井不動産レジデンシャルでは、停電時の事故やパニックを防ぐための停電灯を設置しています。足元灯タイプで、停電時に懐中電灯としても使用可能。バッテリーを内蔵し、普段、通 電している時は点灯せず、停電すると同時に自動的に点灯する仕組みです。
停電灯
エレベーター内部
非常ボタン配置例
転落防止バー
落下防止バー
住戸内の配管の点検口
キッチンシンク下点検口
鋳鉄管
メンテナンス性に優れた地下ピット
1)中性化を防ぎ、コンクリートの寿命を延ばすタイル 圧縮する力に強いコンクリートと、引っ張る力に強い鉄筋。このお互いの長所を生かしたのが、鉄筋コンクリート造のマンション。しかし、コンクリートはアルカリ性のため、空気にさらされると炭酸ガスなどと化学反応を起こして中性化が進み、コンクリートの中の鉄筋を錆びやすくしてしまいます。これを抑制するために三井不動産レジデンシャルでは、外壁仕上げに高温で焼き上げた磁器質タイルを使用しています。(物件によって異なる場合もあります。) 2)ヒビ割れ対策 三井不動産レジデンシャルでは、あらかじめ切り込みを入れた誘発目地を採用して、外壁の伸縮を吸収する目地をつくることにより、ヒビ割れを目地に誘発します。また、目地はシーリングすることにより、鉄筋腐食や漏水を未然に防ぐよう考慮しています。
磁器質タイルの外観
屋上防水
ルーフドレイン
バルコニー・窓まわりの防水
バルコニー外観
断熱性能
1)断熱仕様の充実 省エネルギーの仕様型基準をベースとした高断熱仕様により、外気や日射の影響を軽減し、より少ない冷暖房エネルギーでも夏は涼しく、冬は暖かい快適な空調を実現します。屋根約50mm、外壁約35mm、床下約45mmの厚さの断熱材で、住戸の外気に接する部分を全てカバーすることにより、熱損失を軽減しています。屋根と床は外断熱とすることにより、外気や日射の影響から躯体を保護し、躯体の劣化軽減にも効果 を発揮します。
複層ガラス概念図
緑化計画
緑は空気を浄化するだけでなく、目にも心にもやすらぎをもたらしてくれます。三井不動産レジデンシャルのマンションでは、四季の変化によって暮らしに潤いを演出したり、1階住戸のプライバシーを守ることなどを目的として、適材適所の植栽を施しています。たとえば、住戸の主開口部の前面 には落葉樹を配し、夏の暑い時には葉を生い茂らせることで陽ざしを遮り、冬にはその葉を落として暖かい陽ざしを室内へと導く。各々の木々の特徴を効果 的に生かしたきめ細やかな植栽計画は、日々の暮らしと自然の風や陽ざしとの共生を図るひとつの手段であり、省エネにもつながるものです。 また、マンション前面の空間をウエルカムコートとして位置付け、そこにシンボルツリーをはじめとする豊富な植栽を施す。敷地の要所要所にテーマを持たせた植栽を配し、季節感に心和む美しい景観を仕立てる。エントランスから各住戸の玄関までのアプローチ部分にも、常に緑が視界に入るように配置する。このように、マンションごとの条件に合わせて、それぞれの緑化計画を工夫することにより、周囲に広がる街並みとの共存をもたらし、景観づくりに大いに寄与します。
当社施工例
ホルムアルデヒド対策
近年、シックハウス症候群の問題が、報道などでクローズアップされています。これは、住宅の建材や内装材に含まれる化学物質の影響で、喉や目の痛み、吐き気、頭痛などをもたらし、特に竣工直後に入居した場合などにその症状が見られることから、別 名、新築病と呼ばれるもの。その原因となる有害化学物質の代表格が、接着剤や合板に含まれるホルムアルデヒドであるといわれています。三井不動産レジデンシャルでは、人にやさしいマンションづくりの一環として、壁紙に使われている接着剤をノンホルムタイプにし、フローリング、キッチンキャビネット、クロゼットなどの素材に使われるパーチクルボードを低ホルムタイプにするなど、より人体にやさしい建材を採用。また、シックハウス症候群の予防には、換気も重要なポイントとなりますが、三井不動産レジデンシャルのマンションでは、24時間換気システムや換気口によって、常に換気ができるようになっています。さらに、お客様にお引き渡しする前に十分に換気することを施工マニュアルに盛り込むなど、工事管理面 での対策も実施しています。
壁紙施工風景
ノンホルムタイプの接着剤(例)
合板
バーチクルボ−ド
ホルムアルデヒドとは? ホルムアルデヒドは、常温では無色の気体。これを水に溶かしたものがホルマリンで、小・中学校の理科の実験室で生物標本の保存液として使われているように、防腐剤として重宝され、住宅でも壁紙、フローリング、合板、建具、接着剤など広い範囲で使用されています。このホルムアルデヒドが空気中に揮発したものを呼吸などによって多量 に摂取すると、皮膚や粘膜を刺激し、さまざまな体調不良や健康障害を引き起こすといわれています。
換気性能
三井不動産レジデンシャルのマンションでは、24時間換気機能付の浴室換気乾燥機を採用し、常時微風量 で運転することにより、LDや各居室の換気口から外気を取り入れ、室内に空気の流れをつくり、窓を開けなくとも換気ができるように配慮しています。また、台所や浴室、トイレ、洗面 室など水蒸気が発生しやすい場所では、ファンで強制換気できるように設計。特に台所は排気力に優れたレンジフードに、単独系統の排気ダクトを設けて、熱く湿った空気をスピーディに排出します。また、浴室換気乾燥機を装備した浴室のドアにはガラリを、トイレ・洗面室のドアにはアンダーカットなどの給気スペースを設け、乾いた空気を取り入れながら効率よく水蒸気を排出。結露やカビの発生を抑制しています。
集合住宅における音響性能の空間的体系図
外部からの音に対する配慮
1)サッシ 外部との境界面となるサッシには、風、水、音などの外的要因を遮断し、室内環境を一定に保つ機能が要求されます。三井不動産レジデンシャルのマンションでは、事前に騒音測定を行い、マンション建設地の周辺環境や階数に合わせて、室内の環境レベルができる限り一定の水準を保てるよう、サッシを選定しています。必要に応じて、気密性・防音性をいっそう高めるエアタイトサッシや、防音効果 を高める二重サッシなども採用しています。
二重サッシ
住戸間の遮音に対する配慮
1)戸境壁 隣り合う住戸からの音に対しては、戸境壁のコンクリート厚を約180mm以上確保。さらに、戸境壁にコンセントボックスなどを両住戸の対面 する位置に設けないなど、建物の基本設計の段階からきめ細やかな配慮を施しています。
直貼り床
二重床
住戸内の遮音に対する配慮
1)二重貼り間仕切り壁 三井不動産レジデンシャルのマンションは、原則として、水まわりに隣接して居室を設けないよう間取りをプランニングしています。 なお、洋室(主寝室)と他の洋室が隣接する場合はその部分の壁を遮音性やプライバシーを高めるために、原則として天井内まで約9.5mm以上のプラスターボード二重貼り(約19mm以上)を両面 に施す遮音壁とし、天井内からも音が伝わりにくいように工夫しています。
〈二重貼り間仕切り壁〉
専有部分の対策
1)フラットフロア LDと廊下、洋室はもちろん、キッチンやトイレなど、住まいの中の段差を解消し、フラットな床面 を実現。スムーズな足運びで、つまづきなどの事故をおこりにくくするよう配慮しています。
フラットフロア
プッシュプルハンドル
リバーシブルシリンダーキー
ワイドスイッチ
2)低床式ユニットバス 浴室入口の段差をできる限り小さくし、浴槽のまたぎ高を低く抑えました。浴槽には立ち座りの動作をラクにする手摺を設置しています。
3)プッシュプルハンドル 玄関ドアに採用。ハンドルを押す引くの簡単な動作で操作できます。
4)リバーシブルシリンダーキー キーを差し込む方向を限定しない、どなたにも扱いやすいキーです。
5)ワイドスイッチ お子様でも届く約1,200mmの位置に設定。スイッチ部分が大きいので、手のひらや腕などでもスムーズに操作できます。
共用部分の対策
エントランススロープ