三井のマンションクオリティ(ストラクチャー)
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INDEX



●建物構造の性能

●緊急時の安全対策
●維持管理に対する配慮
●断熱に対する配慮
●緑化に対する配慮
●室内空気環境に対する配慮
●遮音性に対する配慮
●ユニバーサルデザイン



※掲載の内容は、三井不動産のマンションの設計思想に基づく平成16年3月現在のものです。
※掲載の写真、構造図、概念図、模式図等は解説用のもので、実際とは異なります。
※仕様、設備、性能は物件によって異なる場合があります。


<建物構造の性能>

建物が信頼のおける構造であって初めて、安心して、快適に日々の暮らしを送ることができます。三井不動産レジデンシャルのマンションは、しっかりとした地盤に、いつ起きるか分からない地震に備えた確かな基礎を設計。さらに、建物規模に応じた適切な構造を採用し、設計段階からの耐久性・耐震性のアップを追求。より力強く頼もしいマンションづくりに努めています。

 
 
 
   

地盤調査

 

 

 

たとえどんなに堅固な建物であっても、確かな強さを備えた地盤、そして建物と地盤をしっかりと一体化させる基礎がなければ、その強さを発揮することはできません。そこで三井不動産レジデンシャルでは、地盤の許容支持力を正確に割り出すために、周辺状況を含めた敷地調査と、標準貫入試験などの地盤調査を実施。支持層となる強固な地盤を割り出したうえで、地盤に応じた適切な基礎設計を行います。 

地盤調査報告書の参考写真 地盤調査報告書の参考写真

基礎の構造方法とその種類

 

 

マンションの基礎には大きく分けて、直接基礎と杭基礎の2種類があります。直接基礎は、低層住宅など規模が小さい場合や、規模が多少大きくても地盤が強い場合などに採用。杭基礎は、深い地層で住宅を支える必要がある場合に用いられます。

1)直接基礎/ベタ基礎
建物の床下全体を覆う基礎をいい、建物と一体化した盤となって建物の重量 を支えます。敷地の中で地盤が強く、比較的低層の建物に多く用いられます。

2)杭基礎/現場造成杭
杭の先端を支持地盤となる強固な地層まで届かせ、杭全体の摩擦抵抗力と先端の抵抗力によって建物を支えます。また、建物荷重、地震時荷重を地盤条件を考慮して各杭ごとにその耐力を決めることができ、杭と建物基礎を一体として強固な地層に確実に支持します。

直接基礎概念図
直接基礎概念図
杭基礎概念図
杭基礎概念図

溶接閉鎖型せん断補強筋

 
 
三井不動産レジデンシャルではラーメン構造(柱と梁による構造)における、柱の下層部(建物の高さの1/2以上・免震構造を除く)の帯筋に、溶接閉鎖型などのせん断補強筋を採用。一般 的な帯筋に比べて、せん断力(ハサミで切るような力)に対抗する補強効果 が高く、柱の耐震性を向上させています。また、阪神・淡路大震災のような地震で生じる、押しつぶそうとする大きな力に対して柱の抵抗力を高めます。

 


ダブル配筋

 
 

鉄筋コンクリート造のマンションでも、その構造には違いがあり、強度や耐久性のレベルも異なります。三井不動産レジデンシャルでは、在来工法の場合、壁などの鉄筋を格子状や箱状に組み上げる工程で、主要構造部は鉄筋を二重に組むダブル配筋と千鳥状に組むダブル千鳥配筋を標準として施工。シングル配筋よりも高い強度と耐久性を実現しています。

ダブル配筋 ダブル配筋

コンクリートの品質

 

コンクリートの基本性能である、コンクリート耐久設計基準強度(構造物および部材の供用期間に応じた耐久性を確保するために必要とする圧縮強度)の概念を導入して、最低基準強度を、24N/mm2以上と定め、さらに3N/mm2の割増をした27N/mm2を品質基準強度としています。これは、日本建築学会のJASS5(建築工事標準仕様書・同解説)の基準において、大規模補修不要予定期間(構造体の大規模補修を必要としないことが予定できる期間)として65年、供用限界期間(継続使用のためには構造体の大規模な補修が必要となることが予想される期間)として100年、という基準に該当します。(但し、通 常想定される気象条件および維持管理条件が前提です。) また、コンクリート自体の耐久性に関わる性能のうち、中性化、表面 劣化、腐食性物質の浸入、鉄筋の腐食などに対する抵抗性は、コンクリートの水セメント比による影響が大きな要素となっています。三井のマンションではセメントと水の配合比率を55%以下に設定し、耐久性の高いコンクリートとします。

構造体の大規模補修とは?

構造躯体等に使用されている材料が劣化すると、建物が継続して使用できない状態になり、劣化した柱・梁・壁などの全面 補修といった大規模な改修工事が必要となる場合があります。上記のコンクリート強度設定は、このような工事が必要となるまでの期間を長くするための対策です。なお、ここでは外壁仕上げや設備等の更新に伴う改修工事は想定していません。
 
水セメント比とは?

コンクリートはセメントと水と骨材(砂利)を混ぜてつくられます。コンクリートの強度を左右する指標のひとつが、コンクリートの調合(配合)におけるセメント量 に対して、加える水の量の重量比。数字が低いほど密実な、強度の高いコンクリートとなります。
  コンクリート構成

コンクリート試験

   

コンクリートの材料となるのはセメント、水、砂利です。これに対して、「塩化物含有量試験」や「アルカリシリカ反応性試験」など多岐にわたる材料検査を実施し、厳しい基準をクリアしたものだけを建築材料として採用。それらは、コンクリート技師による厳重な監理のもとに配合され、圧縮強度の高い高品質なコンクリートが生成されます。

コンクリート試験

鉄筋コンクリートの劣化対策(かぶり厚)

 

コンクリートの中性化が極度に進むと、コンクリートの中の鉄筋は錆びやすくなります。鉄筋が錆びて体積が増すと、コンクリートを外側に押し出し、破損の原因になります。これを防ぐひとつの策は、鉄筋を包むコンクリートの厚さ(これをかぶり厚といいます)を厚くすることです。

当社基準値
かぶり厚とは?

かぶり厚とは?
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<緊急時の安全対策>

万一地震や火災など緊急事態が発生した場合、最も大切なのは人命や身体とともに、資産である建物や家財が守られることにあります。三井不動産レジデンシャルでは、お住まいの皆様が、より安全に避難できるために、火災に対しては早期発見、早期通 報のための感知・警報システムを導入。地震に対しては、避難路の確保と財産を守るための配慮を。さらに、共用部分や住戸内での不慮の事故を防ぐためのさまざまな工夫を施しています。
 
 

火災時の安全対策

   

1)火災が発生した時の警報
■自住戸で火災が発生した場合
キッチン等に設けた火災感知器により、いち早く火災を察知。お住まいの方が気づかない場合でも住戸全体に警報で知らせ、迅速な避難ができるよう配慮しています。

火災感知器(熱感知器)
火災感知器(熱感知器)

 


■他住戸で火災が発生した場合
他住戸で火災が発生した場合にも自動的に火災を感知し、共用部で自動警報を発するシステムを採用。この感知警報システムは、消防法に基づき認められた確かな性能を備えています。

     
2)火災発生時の脱出経路
自住戸の玄関ドアや普段利用している共用廊下に火や煙がまわって、避難が難しい時の脱出経路も念頭に置いて設計しています。この場合は、自住戸のバルコニーから避難用隔板を壊して隣りのバルコニーへ避難できるようにしたり、安全階へ避難できるよう、一部のバルコニーには避難はしごなどの避難器具も備えています。また廊下に面 する居室の窓には、開放式(一部固定式もあり)の面格子を設け、窓からの避難も可能としています。

  避難用隔板
避難用隔板

三井不動産レジデンシャルオリジナル面格子(トビデール・アイテクト)
三井不動産レジデンシャルオリジナル面格子
(トビデール・アイテクト)

  避難はしご
避難はしご
 

地震時の安全対策

   

1)アルコーブ
玄関まわりにゆとりを演出するアルコーブは、地震に対しても重要な役割を発揮します。玄関扉は建物の梁下ではなく、梁の影響を受けないように設置されるため、地震によって万一躯体が変形しても、梁から玄関枠に力が伝わりにくく、枠が歪んで扉が開かなくなるという事態を防ぐことができます。地震時の玄関からの脱出ルートを、建物の構造面 からも確保しています。

 

従来型の梁下にある玄関扉
従来型の梁下にある玄関扉

 

アルコーブを配置した場合の玄関
アルコーブを配置した場合の玄関


     
2)耐震扉
玄関扉の枠は、地震によって平行四辺形に変形することがあり、その場合、扉の角が枠に接触して開かなくなります。そんな事態を防ぐために、たとえ枠が変形しても扉が開くよう、扉と枠の間に十分なスペースを確保。一般 的にはスペースが約3mm程度なのに対し、扉の戸先と上下の3方のスペースを約10mm前後に拡大し、水平・垂直どちらに力が加わったとしても、扉が枠に接触しないように配慮しています。さらに、枠の歪みによって扉が開閉しにくい時に備え、スプリングを内蔵した耐震丁番も採用。万一の際の玄関からの脱出を可能にします。 (物件によって異なる場合もあります。)
 
耐震枠
耐震枠
 
スプリング内蔵の丁番
スプリング内蔵の丁番

通常の扉概念図
ドア枠とドアのスペース(クリアランス)が少ない。
ドア枠の変形により、ドアと接触、ドアが開かなくなる。
 

耐震扉枠概念図
ドア枠とドアの スペース(クリアランス)が多い。
ドア枠が変形した場合もドアが開く。 また、クリアランスで防ぎきれない歪みも スプリング内蔵の丁番でドアが開く。
     
3)耐震ラッチ・ダボ欠き棚板
地震でタンスの引出しが飛び出すケースが多く報告されていますが、キッチンでは、高い位 置にある吊戸棚が危険ゾーン。揺れで棚板が動いて外れると、中の食器類が崩れ落ち、扉を押し開いて飛び出す危険性があります。これを抑制するために、キッチンの扉には耐震ラッチを取り付け、さらに棚板が外れないように、全ての棚板にダボ欠きまたは飛び出し防止用ツメを設置。ダボの上に棚板を乗せるだけのものと比べて、水平方向の大きな揺れにも動きにくく、棚がしっかりと固定されます。
 
耐震ラッチ
耐震ラッチ
 
ダボ欠き
ダボ欠き
     
4)エレベーター
強い地震を感知すると運転中のエレベーターをただちに最寄り階に停止させてドアを開く地震管制装置に加え、停電した場合も専用のバッテリー電源で救出運転を行い、最寄り階に自動停止させる停電時自動着床装置を装備。しかも停電時には、天井の停電灯が瞬時に点灯し、エレベーター内を明るく照らします。また、停電時でも作動するインターホンにより、非常時でも外部と連絡を取ることができます。
  停電時自動着床装置概念図

その他の安全対策

   

1)停電灯
三井不動産レジデンシャルでは、停電時の事故やパニックを防ぐための停電灯を設置しています。足元灯タイプで、停電時に懐中電灯としても使用可能。バッテリーを内蔵し、普段、通 電している時は点灯せず、停電すると同時に自動的に点灯する仕組みです。

 
停電灯 
停電灯          
     
2)エレベーター
密室化による危険を防ぐために、防犯窓を設置。エレベーター内の行き先ボタンの位 置は、子供が操作できるよう高さを約1.2mに設定しています。非常ボタンも子供の手が届きやすいよう、4ヶ所設置しています。また、非常押ボタンを設け安全性の向上を図っています。 (物件によって異なる場合もあります。)
 
エレベーター内部
エレベーター内部
 
非常ボタン配置例
非常ボタン配置例
     
3)転落・落下物防止バー
住まいの中で起こりうる万が一の場合を想定して、子供が窓から落ちるのを防ぐ転落防止バーや、物などの落下を防ぐ落下物防止バーなどを設置。マンションライフの安全性を高めています。
 
転落防止バー
転落防止バー
 
落下防止バー
落下防止バー
     
4)リバーシブルシリンダー錠
各住戸の玄関キーにはリバーシブルシリンダー錠を採用。鍵を挿入する際の方向性がなく、暗い場所でも操作はスムーズです。防犯性に優れているのが大きな特徴で、斜め45度配列に対応する鍵の刻みは、非常に高精度な加工を施してあり、キーパターンは実に約100億通り以上にも及ぶため、複製はほとんど不可能。ピッキング等の犯罪防止に配慮しています。さらに、鍵と接触するタンブラーピンには、耐磨耗性の高いステンレス鋼を採用するなど、操作性、防犯性、耐久性の全てに優れた高品質の玄関キーとなっています。
 
リバーシブルシリンダー錠
リバーシブルシリンダー錠
     
5)トビデール・アイテクト
三井不動産レジデンシャルと(株)ナカムラが開発したオリジナル面格子「トビデール・アイテクト」は、可動式のルーバーにより、光と風を採り入れながらも、外からの視線を遮る機能を併せ持っています。さらに新開発のスライド式の非常脱出機能を持ち、いざという時に、部屋の内側から面 格子を開けて脱出できます。また特別なロック解除機能により、窓を開けたままでも外からはロック解除ができないので、通風・採光を確保しながらなおかつ、プライバシーにも配慮しています。(物件によって異なる場合もあります。)
 

三井不動産レジデンシャルオリジナル面格子(トビデール・アイテクト)
三井不動産レジデンシャルオリジナル面格子
(トビデール・アイテクト)

 
通風・採光概念図


<維持管理に対する配慮>

ガス管、給排水管などの配管は、日頃の適切な清掃や点検、補修で耐用年数を高めることができます。そして、居住者の住み心地に影響を与えないためには、維持管理の容易さが重要になります。三井不動産レジデンシャルのマンションでは、躯体や仕上げ材を傷めることなく点検が行えるよう、配管を貫通 部を除いてコンクリートに埋め込んでいません。
 
 
 屋上防水    バルコニー・窓まわりの防水

住戸内の配管の点検口

   
水漏れがする、ガスの調子がおかしいなど、住戸内の専用配管に不具合が生じた場合に備えて、各住戸ごとに点検口を確保しています。  

キッチンシンク下点検口
キッチンシンク下点検口

  洗面台下点検口
洗面台下点検口

排水管
   
専有部の排水竪管には、耐久性と遮音性に優れた鋳鉄管を使用。また、排水系統にも配慮し、最下階の住戸は上の階からの排水圧力に影響を受けないよう、単独排水系統としています。さらに、各階において系統が合流する部分は、集合管用継手で接続。内部の羽根によって水が回転し、スムーズかつ静かに流れるようにしています。排水系統の配置にあたっては、遮音性を考慮したプラン上の工夫も施しています。

  専有部排水竪管概念図
鋳鉄管 
鋳鉄管 
 

メンテナンス性に優れた地下ピット

   
最下階の床下はピット構造とし、点検口および人通 口を設置。これにより、配管および配線類等の点検・修理を容易に行うことができます。    

タイル貼りの外壁
   

1)中性化を防ぎ、コンクリートの寿命を延ばすタイル
圧縮する力に強いコンクリートと、引っ張る力に強い鉄筋。このお互いの長所を生かしたのが、鉄筋コンクリート造のマンション。しかし、コンクリートはアルカリ性のため、空気にさらされると炭酸ガスなどと化学反応を起こして中性化が進み、コンクリートの中の鉄筋を錆びやすくしてしまいます。これを抑制するために三井不動産レジデンシャルでは、外壁仕上げに高温で焼き上げた磁器質タイルを使用しています。(物件によって異なる場合もあります。)

2)ヒビ割れ対策
三井不動産レジデンシャルでは、あらかじめ切り込みを入れた誘発目地を採用して、外壁の伸縮を吸収する目地をつくることにより、ヒビ割れを目地に誘発します。また、目地はシーリングすることにより、鉄筋腐食や漏水を未然に防ぐよう考慮しています。

 

磁器質タイルの外観
磁器質タイルの外観


屋上防水

   
屋上は、建物の中で最も過酷な気象条件にさらされています。三井不動産レジデンシャルでは、屋上の防水処理などで漏水を予防。さらに、雨水が長く留まらないように、屋根に勾配をつけ、ドレイン(排水口)を必要に応じて設置することにより、雨を速やかに排出します。なお、雨漏りに対しては10年保証を行っています。  

ルーフドレイン
ルーフドレイン

  アスファルト露出防水断面図
アスファルト露出防水の場合

バルコニー・窓まわりの防水

   
雨のかかる窓に庇をつけ、庇には水切りを設けるなど、サッシュまわりから雨が浸入するのを防止。バルコニーには、2ヵ所以上のドレイン(排水口)、または1ヶ所のドレインとオーバーフロー管を設置し、1ヵ所が木の葉やゴミでふさがった場合にも水があふれないように配慮しています。  

バルコニー外観
バルコニー外観

 

バルコニー内ドレイン
バルコニー内ドレイン
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<断熱に対する配慮>

不快なだけでなく、住まいの寿命を縮める要因となる「結露」。建物をすっぽり包む優れた断熱仕様と、結露対策により、 夏涼しく、冬暖かい省エネ住まいの実現を目指します。

断熱性能

   

1)断熱仕様の充実
省エネルギーの仕様型基準をベースとした高断熱仕様により、外気や日射の影響を軽減し、より少ない冷暖房エネルギーでも夏は涼しく、冬は暖かい快適な空調を実現します。屋根約50mm、外壁約35mm、床下約45mmの厚さの断熱材で、住戸の外気に接する部分を全てカバーすることにより、熱損失を軽減しています。屋根と床は外断熱とすることにより、外気や日射の影響から躯体を保護し、躯体の劣化軽減にも効果 を発揮します。

 

 

     
2)複層ガラス
2枚の板ガラスの間に乾燥した空気を封入した複層ガラスを採用し、熱を伝えにくくしました。ガラスとガラスの間の中空層が断熱性をもち、室内外からの熱貫流を遮るため、1枚ガラスの場合と比較して、外に逃げる熱を約1/2(メーカー比)に低減でき、優れた省エネルギー性を発揮します。また、中空層の働きで室内側のガラスは冷えにくいため、快適な室内環境を創り出すことが可能となります。 ※性能型基準の場合には単板ガラスを使用する住戸もあります。
 

複層ガラス概念図
複層ガラス概念図

     
3)結露防止
結露とは、湿気を含んだ暖かい空気が、冷たい壁や天井、窓ガラスによって冷やされ、そこに水滴が付着する現象をいいます。グラスに冷たい飲み物を注ぐと、外側に水滴が付くのと同じ原理。マンションは気密性が高いため、特に空気が動かない部屋の隅や押入の奥などで発生しやすく、放っておくと水分がホコリを吸い込んで黒ずんだように汚れたり、カビが発生しやすくなります。三井不動産レジデンシャルのマンションは、外部の熱や冷気が室内に伝わりにくいように断熱性を高め、換気によって湿気を室外に排出することにより、結露の発生をできるだけ抑えるようにしています。
   
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<緑化に対する配慮>

住まう人、行き交う人に心の潤い…。植栽のシャッターによるプライバシー配慮とともに、街並みの景観にすっきりと溶けこむよう、マンションごとの条件に合わせた植栽計画を行っています。

緑化計画

   

緑は空気を浄化するだけでなく、目にも心にもやすらぎをもたらしてくれます。三井不動産レジデンシャルのマンションでは、四季の変化によって暮らしに潤いを演出したり、1階住戸のプライバシーを守ることなどを目的として、適材適所の植栽を施しています。たとえば、住戸の主開口部の前面 には落葉樹を配し、夏の暑い時には葉を生い茂らせることで陽ざしを遮り、冬にはその葉を落として暖かい陽ざしを室内へと導く。各々の木々の特徴を効果 的に生かしたきめ細やかな植栽計画は、日々の暮らしと自然の風や陽ざしとの共生を図るひとつの手段であり、省エネにもつながるものです。 また、マンション前面の空間をウエルカムコートとして位置付け、そこにシンボルツリーをはじめとする豊富な植栽を施す。敷地の要所要所にテーマを持たせた植栽を配し、季節感に心和む美しい景観を仕立てる。エントランスから各住戸の玄関までのアプローチ部分にも、常に緑が視界に入るように配置する。このように、マンションごとの条件に合わせて、それぞれの緑化計画を工夫することにより、周囲に広がる街並みとの共存をもたらし、景観づくりに大いに寄与します。

 

 
緑化計画   緑化計画
     
緑化計画   緑化計画
     
緑化計画
当社施工例
  緑化計画


<室内空気環境に対する配慮>

住まいの中の空気には、埃や微生物をはじめ、建材やさまざまな設備、日常生活から発生する水蒸気、一酸化炭素、二酸化炭素、多様な化学物質などが含まれています。これら化学物質の中には、空気中の含有量 がわずかであっても、人が刺激を感じるものや、健康に影響を及ぼすと指摘されているものがあります。マンションの快適さの前提は、健康に暮らせること、と考える三井不動産レジデンシャルは、住まいの中の水蒸気や、代表的な化学物質であるホルムアルデヒドなどの空気中濃度を低減するために、換気システムの設置、素材の吟味などきめ細かく配慮し、健康な暮らしのための対策を講じています。
 

ホルムアルデヒド対策

   

近年、シックハウス症候群の問題が、報道などでクローズアップされています。これは、住宅の建材や内装材に含まれる化学物質の影響で、喉や目の痛み、吐き気、頭痛などをもたらし、特に竣工直後に入居した場合などにその症状が見られることから、別 名、新築病と呼ばれるもの。その原因となる有害化学物質の代表格が、接着剤や合板に含まれるホルムアルデヒドであるといわれています。三井不動産レジデンシャルでは、人にやさしいマンションづくりの一環として、壁紙に使われている接着剤をノンホルムタイプにし、フローリング、キッチンキャビネット、クロゼットなどの素材に使われるパーチクルボードを低ホルムタイプにするなど、より人体にやさしい建材を採用。また、シックハウス症候群の予防には、換気も重要なポイントとなりますが、三井不動産レジデンシャルのマンションでは、24時間換気システムや換気口によって、常に換気ができるようになっています。さらに、お客様にお引き渡しする前に十分に換気することを施工マニュアルに盛り込むなど、工事管理面 での対策も実施しています。

 
壁紙施工風景
壁紙施工風景
ノンホルムタイプの接着剤(例)
ノンホルムタイプの接着剤(例)
合板
合板
バーチクルボ−ド
バーチクルボ−ド
     

ホルムアルデヒドとは?

ホルムアルデヒドは、常温では無色の気体。これを水に溶かしたものがホルマリンで、小・中学校の理科の実験室で生物標本の保存液として使われているように、防腐剤として重宝され、住宅でも壁紙、フローリング、合板、建具、接着剤など広い範囲で使用されています。このホルムアルデヒドが空気中に揮発したものを呼吸などによって多量 に摂取すると、皮膚や粘膜を刺激し、さまざまな体調不良や健康障害を引き起こすといわれています。

   

換気性能

   

三井不動産レジデンシャルのマンションでは、24時間換気機能付の浴室換気乾燥機を採用し、常時微風量 で運転することにより、LDや各居室の換気口から外気を取り入れ、室内に空気の流れをつくり、窓を開けなくとも換気ができるように配慮しています。また、台所や浴室、トイレ、洗面 室など水蒸気が発生しやすい場所では、ファンで強制換気できるように設計。特に台所は排気力に優れたレンジフードに、単独系統の排気ダクトを設けて、熱く湿った空気をスピーディに排出します。また、浴室換気乾燥機を装備した浴室のドアにはガラリを、トイレ・洗面室のドアにはアンダーカットなどの給気スペースを設け、乾いた空気を取り入れながら効率よく水蒸気を排出。結露やカビの発生を抑制しています。

     
<換気システム概念図>
換気システム概念図
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<遮音性に対する配慮>

マンションでは、上下階や隣戸からの話し声、足音、生活音などが伝わってくると気になるものです。そのためには、上下階との間の床や隣戸との間の壁に対して、音を伝えにくくする工夫を施す必要があります。また、マンションの立地によっては、外部から聞こえてくる騒音、外部に漏れる生活音に対しての配慮も欠かすことはできません。三井不動産レジデンシャルのマンションでは、生活音や騒音が入りにくく漏れにくい、快適な室内環境を維持しプライバシーの守られた生活を実現するために、多角的に遮音性を高める工夫を施しています。
 
 
集合住宅における音響性能の空間的体系図
集合住宅における音響性能の空間的体系図
 
 

外部からの音に対する配慮

   

1)サッシ
外部との境界面となるサッシには、風、水、音などの外的要因を遮断し、室内環境を一定に保つ機能が要求されます。三井不動産レジデンシャルのマンションでは、事前に騒音測定を行い、マンション建設地の周辺環境や階数に合わせて、室内の環境レベルができる限り一定の水準を保てるよう、サッシを選定しています。必要に応じて、気密性・防音性をいっそう高めるエアタイトサッシや、防音効果 を高める二重サッシなども採用しています。

 
二重サッシ
二重サッシ

住戸間の遮音に対する配慮

   

1)戸境壁
隣り合う住戸からの音に対しては、戸境壁のコンクリート厚を約180mm以上確保。さらに、戸境壁にコンセントボックスなどを両住戸の対面 する位置に設けないなど、建物の基本設計の段階からきめ細やかな配慮を施しています。

 
 
     
2)重量床衝撃音対策
たとえば、上の階からドスンと響いてくる音。重量床衝撃音とは、子供が走り回ったり、大人が歩行するなど、比較的質量 があり軟らかいものが床にあたった時に、下の階で起きる衝撃性の音をいいます。この対策として三井不動産レジデンシャルのマンションでは、約200mm以上の床スラブ厚を確保しています。
   
     
3)軽量床衝撃音対策
椅子を動かした時の音やスプーンを落とした時にコツンという音、スリッパで歩くパタパタという音など、質量 の小さく硬いものが床に落下した際に発生する音は軽量床衝撃音と呼ばれ、床表面 の仕上げ材で遮音性能が左右されます。三井不動産レジデンシャルのマンションは、衝撃音を抑える仕上げ材を採用しています。さらに振動を抑えるために、フローリング施工時にフローリングと巾木・壁が接しないよう工夫するなど構造・施工上の配慮で、衝撃音の軽減を追求しています。
  軽量床衝撃音対策
     
■フローリング
三井不動産レジデンシャルのマンションでは、カーペットに比べて掃除がしやすくダニが発生しにくいことから、LDや廊下を中心にフローリングを多く採用しています。それらは全て軽量 床衝撃音の設計基準に基づいたもの。メーカー表示で直貼り床LL-40、二重床LL-45の製品を使用しています。
 
直貼り床
直貼り床
 
二重床
二重床
     
二重床とは?
コンクリートスラブとフローリングの間に遮音材と空気層を設けた二重床構造は、スラブ面 と床材面の間をクッションゴム付の支持脚で支えています。
  遮音材と空気層を設けた二重床構造
     
4)トイレ防振ゴム
トイレの使用音、排水音は意外に大きなもの。便器の下に防振ゴムを設置し、音が床を伝わり他住戸に伝わることを防ぐよう配慮しています。(直床工法の場合のみ)
  トイレ防振ゴム

住戸内の遮音に対する配慮

   

1)二重貼り間仕切り壁
三井不動産レジデンシャルのマンションは、原則として、水まわりに隣接して居室を設けないよう間取りをプランニングしています。 なお、洋室(主寝室)と他の洋室が隣接する場合はその部分の壁を遮音性やプライバシーを高めるために、原則として天井内まで約9.5mm以上のプラスターボード二重貼り(約19mm以上)を両面 に施す遮音壁とし、天井内からも音が伝わりにくいように工夫しています。

 
〈二重貼り間仕切り壁〉
二重貼り間仕切り壁
     
2)パイプスペース配管の遮音対策
住戸内には排水管が通るパイプスペースがあります。原則として、水まわりに隣接して居室を設けないようにプランニングしていますが、居室がパイプスペースや水まわりに隣接する場合は、プラスターボードを二重貼りにするなどして、遮音性に配慮しています。
  パイプスペース配管の遮音対策
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<ユニバーサルデザイン>

加齢やケガ、病気などによって心身の機能が低下してしまうと、歩き、立ち座り、ドアや設備の操作など日常の動作に負担を感じてしまったり、転倒などの思わぬ 事故に遭うことも考えられます。また、車いすを使用したり、介護者の援助を得る時に、必要なスペースが確保されていないと、不都合を感じてしまうものです。三井不動産レジデンシャルではこのような場合に備えて、移動時の安全性の確保、設備やドアなどの操作のしやすさなどに留意した、ご高齢者だけでなく住まう方皆様にやさしいバリアフリー対応、ユニバーサルデザインを推進しています。
 

専有部分の対策

   

1)フラットフロア
LDと廊下、洋室はもちろん、キッチンやトイレなど、住まいの中の段差を解消し、フラットな床面 を実現。スムーズな足運びで、つまづきなどの事故をおこりにくくするよう配慮しています。

 

フラットフロア
フラットフロア

プッシュプルハンドル
プッシュプルハンドル

リバーシブルシリンダーキー
リバーシブルシリンダーキー

ワイドスイッチ
ワイドスイッチ

 

 

2)低床式ユニットバス
浴室入口の段差をできる限り小さくし、浴槽のまたぎ高を低く抑えました。浴槽には立ち座りの動作をラクにする手摺を設置しています。

3)プッシュプルハンドル
玄関ドアに採用。ハンドルを押す引くの簡単な動作で操作できます。

4)リバーシブルシリンダーキー
キーを差し込む方向を限定しない、どなたにも扱いやすいキーです。

5)ワイドスイッチ
お子様でも届く約1,200mmの位置に設定。スイッチ部分が大きいので、手のひらや腕などでもスムーズに操作できます。


共用部分の対策

   
エントランスアプローチには緩い勾配のスロープを設置。エントランスまわりや共用廊下など共用部分の段差をできる限りなくし、車いすやベビーカーでの移動をサポートします。  

エントランススロープ
エントランススロープ

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